振り返りの技術4.
From : 田渕裕哉(2014/12/25 07:55:34)
メリークリスマス!今日はいい天気の千葉からです。
今日は友人宅のクリスマス・パーティーに夫婦で参加します。
そして、今晩は、3男と電話で話します。現在、大牟田で宣教師をしています。
年に2回、クリスマスと母の日だけ電話で話せます。楽しみです!
振り返りの対象は、過去のことだけではありません。
何をしたかとか、誰に会ったかとか、何ができたとか、何ができなかったとか。
「振り返り」という言葉の表現から「振り返るってどこを?あ、過去か!」
と思ってしまう人がいますが、その考え方は違います。
振り返るのは過去ではなく、あなたの内面です。
内面には、過去も現在も未来もすべてつまっているのです。
過去は、あなたができたこと、できなかったこと。
現在は、あなたがしていること、先延ばしをしていること。
未来は、これから目指しているところ、本当の理想。
私たちは視野を広げることを意識しなければなりません。
マネージャーの仕事を明らかにした経営学者のヘンリー・ミンツバーグは
次のように言います。
「マネージャーの仕事は、その特徴からうわすべりな形にならざるを得ない。
仕事を迅速にこなすために、動き続けなければならないからである。
部分改良主義とご都合主義は、過去の狭い経験から未来を理解するという
視野の狭い一種のトンネル視になりかねない。
これらは思慮深い選択に対する大きな障害になる恐れがある」
私たちは自分たちの人生をマネジメントするという点では、
全員がマネージャーですから、これもよく当てはまります。
部分を改良して、全体がよくなっている気持ちになりやすいですから。
まずは全体を見渡すことが大事になります。
書き出してもいいですし、頭の中で思いをめぐらしても構いません。
自分が今、どこにいて、これからどこに行こうとしているのかを、
ざっと見渡してみましょう。
そこで何を感じるか、何も感じないのか?
振り返りとは、あなたの視点を上昇させることです。
出来事、気持ちなどを一歩引いてとらえていくことなのです。
そうすることで「これまで」とは違う「これから」を選択する余裕が生まれるのです。
これを繰り返していくと、目の前の行動を行いながら、同時に、
その行動を行っている自分を外からの視点で見ることができるようになります。
田渕 裕哉
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