From : 田渕裕哉(2019/07/27 07:03:19)
2019年7月27日(土)
おはようございます。今朝は暑い福岡からお届けしています。
自分が知らないということを知っている。それが賢者の証。
今日は「課題の分離」を説明するために「縦の関係」と「横の関係
イメージしてください。
シンプルに言うと「縦の関係」を作ると、相手を依存体質にして、
エネルギーをうばってしまうことになるということです。
一方で、横の関係を作るとは、言わば「勇気付け」です。
「自分を変える」のは、本人にしかできないことであり、
我々ができるのは、その手助け(勇気を与えること)だけです。
相手の課題を、相手が望んでいないのに、やってしまおうとするの
貢献をしているようで、実は「縦の関係」を作ることであり、
承認欲求から来るものなのです。
もちろん、本人は(意識上では)善意でやっているので、
エネルギーを与えよう、貢献しよう、と思いやっているのでしょう
この「課題の分離」ができたら、さらに提供できるエネルギーは増
多くの人に貢献することができます。
アドラーは「他人の課題に介入することこそ、自己中心的な発想な
と言います。
「他人のために!」と思っているようで、実は
「他人を自分の承認欲求を満たす道具」にしてしまっているのです
アドラー曰く、他人の課題に介入する人は「誰からも嫌われたくな
という意識(カントの言う「傾向性」)が強いのです。
しかし、これは非常に不自由な生き方です。
本当に自由な生き方は、嫌われる勇気を持つ、ということです。
(ちなみに、これが本のタイトルになり、ベストセラーになりまし
こうして、課題の分離という視点を持ったあと、
共同体感覚を持つためには、次の3つが必要だとアドラーは言いま
1.自己受容(=ありのままの自分を認めること)
2.他者信頼(=期待ではなく、信頼すること)
3.他者貢献(=エネルギー循環)の3つです。
そして「貢献」という感覚(=貢献感)を持てば、
承認欲求は、完全に消える、とアドラーは断定しているのです。
承認欲求や、満足感は「そもそも必要ないもの」なのです。
少しくらい満足感も必要では?人生は楽しむべき!
という声が聴こえてきそうです。
一応書いておくと、それによって楽しみが減るなんてことはなく、
むしろ「感謝」という感情に変わって、それが幸せ、充実につなが
人生は最高で素晴らしい!のです。
田渕 裕哉
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