独自性の発見20.

From : 田渕裕哉(2021/09/03 07:21:10)

2021年9月3日(金)
おはようございます。今朝も小雨の千葉からです。

起業家、挑戦者には想像を絶する困難が襲いかかる。
そして1つ解決しても、もっと多くの難題が発生する。
絶対的な正解がない中、自分を奮い立たせ前進する者だけに成功は訪れる。
人生は悪戦苦闘を乗り越えていくゲーム。

多くを望みすぎると失敗するかもしれない。

それとは逆に、何かを諦めるとうまくいく可能性がある。

かつてエメリーという当時、最大の航空貨物会社で、
翌日配達便、翌々日便、小型パッケージ便、大型パッケージ便と
さまざまな配達サービスを提供する戦略をとっていた。

「送りたいものは何でも運びます」という姿勢だ。

そこにフェデックスが登場。

フェデックスは他の事業を犠牲にして、小型パッケージの翌日配達だけに絞った。

翌日配達で独自性を出したのだ。

勝利したのは、フェデックスだった。

エメリーは破綻した。

一つの商品により多くを兼ねさせる多機能化は、犠牲の対極にある

歴史をひもとけば、本来の機能以外の機能を兼ね備えた商品は
成功しにくいことがわかる。

複数の機能を備えた商品を作るには、別の種類の犠牲がともなう。

たとえば多機能製品の設計者は、単機能の特色だったデザインを捨てて、
余分な機能に合わせたあまりぱっとしないデザインを採用さざるを得ない。

消費者は機能ごとに最高の商品を求めるのであって、
いくつもの機能を混ぜたものが欲しいのではない。

ほかの機能がついているからといって肝心の特色を諦めたくもない

多機能製品が作られても、消費者が買ってくれる保証はないのだ。

非常に優れた特色が一つ、ではなく、とくにいいとは言えないが
いろいろできます、という商品では、差別化は難しい。

犠牲を払うべきだと言うと、経営陣は動揺する。誰だって何かを諦めたり、
限られた市場に閉じこもったりはしたくはないからだ。

だがわたしたちはその後で良いニュースを告げるのだ。

田渕 裕哉

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