毎日が小さな修行2.

From : 田渕裕哉(2023/02/28 06:22:55)

2023年2月28日(火)
おはようございます。今朝はいい天気の千葉からです。

脳は、いくつものことを同時に検討するのは得意ではない。
だから、表にしてみて、検討しよう。重要なことを放置しないようにしよう。

行の世界では、いったん修行がはじまれば、途中でやめることは絶対にできません。

日々、生と死が隣り合わせの厳しい大自然の中で、自己を見つめ、
至らぬところを反省します。

それゆえに日常生活では感じ取れないようなことに感謝をし、
涙を流すときもあります。

ときには、九日間もの間、飲まず、食べず、寝ず、
横にならないという極限の状態も体験しました。

何故このような極端な修行をしなければならないのかというと、
人生の大学のようなものなのです。

毎日、同じことの繰り返しの修行生活の中で、一つひとつを真剣に
取り組んでいると人生のヒントになるようなことが少しずつですが
見えてくるときがあるのです。

たとえば、世の中は自分の思い通りになることばかりではありません。

そのような状態になったときに、なんでどうしてと心をふさぎ込んでしまったり、
他人を責めたりしたことはないでしょうか。

そして、気づかないうちに、相手を嫌ったり、恨んだり、
心が闇の方向に向いてしまった経験はないでしょうか。

でも、このような生き方は、実はとても下手な生き方なのです。

私も若い頃、心が闇にとらわれていた時期も当然ありました。

ただ、それでも、心のどこかで光ある方向に向いて歩いていこう
という意志だけは忘れずにおりました。

そして、大峯という厳しい大自然の中で、暑さ、寒さに負けず、
辛いこと、苦しいことの中で、体を動かしているうちに、
薄皮が剥がれていくように少しずつわかってくるものがありました

やがて、それをヒントに、どうしても心の闇としか思えなかった存在が、
自己の成長にための存在だったんだと悟れるようになり、ある日のこと、
ありとあらゆるとらわれから解き放たれ、光輝く世界へと
心が導かれるような精神的大転換を迎えることができたのです。

しかし、これはお坊さんになって、特別な修行をしなければ
できないということではないと私は思います。

人それぞれに与えられた環境と役割の中で、常に光ある真の世界へ
向かっていきたいという心がけさえあれば、いつか必ず穏やかな境地に
導かれるような体験をすることができると確信しております。

田渕 裕哉

あなたの大切な人に、このメッセージを転送してください。
多くの人が幸せになりますようにお祈りしています。

毎朝8時の無料配信を直接ご希望の方は、
お名前とメールアドレスを下記まで
お送りください。 ⇒ ask@dc-group.co.jp
どなたでも無料で登録できます。

また配信解除ご希望の方は、配信解除希望の返信メールをお願いします。
tabuchi@dc-group.co.jp または、ask@dc-group.co.jp まで。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

コメント