From : 田渕裕哉(2011/06/13 07:13:34)
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まず人間関係の極意は相手を好きになることです。
私は交流分析を学んで、少なくても相手を嫌いにならなくなりました。
交流分析とはエリック・バーンというアメリカの心理学者が考案したもので、
人は生まれた環境によって、その人の思考パターン、感情パターン、
行動パターンがある程度決まるという説です。
私たちは、その人の思考・感情・行動を見て、その人の本質だと思い、
その人を判断しますが、それは、その人の本質ではなく、
その人の生まれ育った環境によって決まるという考え方は目からウロコでした。
例えば私は、せっかちで何でも素早くやるほうなので、
ゆっくりやる人はイライラして合わなかったりします。
それまでは、それがその人の本質だと思い、その人を好きになれませんでした。
しかし「その人がスローなのは、その人の本質ではなく、
その人が生まれ育った環境が、そうさせたのだ!」と思うと、
その人を嫌いにならずに、むしろ好きになっていくのです。
これは面白いです。
もう一つの例を挙げましょう。
あなたの働く価値観は何ですか?
人々への貢献ですか?自分の成長ですか?何のために仕事をするか?
という質問に、1.お金 2.お金 3.お金 と答えた方がいます。
お金だけが働く価値観というのは、いかにも嫌なタイプではないですか?
ところが彼は、その理由を話してくれました。
小さいとき長屋に住んでいて貧乏で惨めで、
友だちに自分の住んでいるところを恥ずかしくて見せることができなかったそうです。
だから、大人になったら、絶対に金持ちになろう!と決意したそうです。
もし、その人が違う環境で生まれ育ったら、他の価値観になっていたと思いませんか?
それに気付いたときに「お金の好きな彼」ではなく、本質ではないけど、
環境によって、その価値観が生まれたと考えると、その人を理解し好きになるのです。
田渕 裕哉
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