動きたくて眠れなくなる７６．

From　：　田渕裕哉（2023/06/25 06:27:51）

２０２３年６月２５日（日）
おはようございます。今朝は越後湯沢からお届けします。

優れたリーダーはどこに向かうか、どんな未来を共に実現するか、
それを明確にすることに優れている。
優れたマネージャーは「部下の才能」と「業績」をどうやったら
結びつけられるか、それを見つけ出すことが自分の仕事だと理解している。
未来に向かうか、人に向かうか。自分がどちらに向きやすいか、考えよう。

私の人生が変わったのは、この質問を意識してからだ。

「今日、死ぬと分かっていたら、何をしますか？」

すぐに答えを出せない自分が悔しかった。

自分が「今すぐなにがしたいのか」ということを、自分でわかっていないことに気づいたからだ。

今までの自分は「いつか手が空いたときにやろう」「今度会ったときにお礼を言おう」

「そのうち会いに行ければいいや」という先延ばしをくり返し、目先のやるべき
ことにばかりとらわれる毎日だった。

でもそれらはすべて「明日がある」という思い込みだった。

そう気づいたとたんに、一日の密度が濃くなり人生がかわった。

面倒なことに、今、取り組むようになり「ありがとう」を「今」言うよりになり、
親への連絡を「今」するようになった。

私が感銘を受けた歴史上の偉人たちはみな「今日が最後の一日であっても、
なんの後悔もない」という意味の言葉を遺している。

もっと人が住みやすい世の中を作りたい。もっと家族が笑える世の中を作りたい。

もっと明るい日本を作りたい。そう願って生きていきながら、夢なかばで
人生を終えてしまった人たちも大勢いる。

偉人たちの一日は、普通の人の何年にも値するが、そんな密度の濃い人生の
すべてをかけたとしても、完了しないような夢があった。

彼らのことを知るうちに、故人の生き方を学ぶということは、その人の夢の
「バトン」を引き継ぐことだと思えるようになった。

生きているうちに、実現できないかもしれない。

そんな途方もない夢を持つことができた瞬間、人はたとえ今日一日で命が
終わったとしても「後悔しない生き方」ができるのかもしれない。

田渕　裕哉

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