人間の運命36.

From : 田渕裕哉(2026/08/05 07:54:52)

2026年8月5日(水)
おはようございます。今朝はさわやかな朝の千葉からです。

もし貧しい人々が飢え死にするとしたら、それは神がその人たちを
愛していないからではなく、あなたが、そして私が与えなかったからです。
マザー・テレサ

私が一番好きな三島由紀夫の作品は「美しい星」です。
この「美しい星」とは、当然地球のことです。

この作品は昭和三十四年に書かれました。
まだ日本には原発も何も出来ていない時期です。

原子力問題が人類の破滅を導くということが、
まだ日本人の中で実感としていない時代です。

そういう時代に、UFOなどを登場させ、SF小説に仕立てて
原水爆による人類の破滅が書かれています。

そして内容は大変、ロマンティシズムに溢れているのですが、
私はこの作品の中に「葉隠」を感じるのです。

「葉隠」の中でも「忍ぶ恋」です。この本の最後近くに
ある言葉なのですが「人間の肉体でそこに到達できなくても、
どうしてそこへ到達できない筈があろうか」と書かれています。

この言葉に出会ったとき、私は「葉隠」の真髄がまたさらに
自分の肚に落ちてきました。

やはり人間というのは、あれが駄目、これが駄目といろいろな
ことを言っているときには、どうしても肉体に偏っているのです。

田渕 裕哉

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