人間の運命89.

From : 田渕裕哉(2026/09/27 07:00:52)

2026年9月27日(日)
おはようございます。今朝は曇りの千葉からです。

人間は不幸のどん底につき落とされ、ころげ廻りながらも、
いつかしら一縷の希望の糸を手さぐりで捜し当てているものだ。
太宰治

本当は我々が人間として生きる自由、心の自由を欲したのがルネサンス
だったのですが、そこから人類の多くは取り違えてしまった。

人間が楽しく生きていい、自分たちが好きなように生きていいと思って
しまったのです。

時代を経て、そちらへとどんどん流れていきました。

十九世紀にヒューマニズムへの反動で、宗教が甦ってきた時代があります。

しかし、反動で出て来た宗教運動だったので、極端でとんでもないもの
ばかりでした。やはりそれでは駄目だということで、二十世紀からは完全な物質主義に
なってしまったのです。

それが発展して、自分さえ良ければいいというエゴイズムとなり、豊かに
なればいいという今の無限経済成長政策になったのです。

経済の無限成長などというものは、昔の仏教用語で言えば、餓鬼道に
堕ちた我利我利亡者です。

しかし今やその我利我利亡者であることそのものが分からなくなったほど、
人間中心主義になってしまったのです。

自分たちが中心になってしまったので、人間の一番清い心が失われてしまい
ました。

田渕 裕哉

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