人生に悩んだら「日本史」に聞こう57.

From : 田渕裕哉(2025/08/31 06:27:14)

2025年8月31日(日)
おはようございます。今朝は涼しい朝の千葉からです。

安全とは思いこみにすぎない場合が多いのです。
現実には安全というものは存在せず、子供たちも、誰一人として安全とは言えません。
危険を避けるのも、危険に身をさらすのと同じくらい危険なのです
人生は危険に満ちた冒険か、もしくは無か、そのどちらかを選ぶ以外にはありません。
ヘレン・ケラー

戦国武将にとって、領土が減らされるということは、名誉がどうの
いう以上に、現実問題、経済的に困ることだったのです。

そしてこの経済的困窮が、恨みになっていく。

その証拠に、戊辰戦争のときに、徳川幕府を裏切って新政府軍についた
藩は、関ヶ原の戦いのときに家康に減封(所領の一部を減らすこと
されている藩です。

およそ260年前の怨みが起爆剤となって、明治維新が起こるんですね。 >>>続きはこちらから

人生に悩んだら「日本史」に聞こう56.

From : 田渕裕哉(2025/08/30 07:48:53)

2025年8月30日(土)
おはようございます。今朝もさわやかな朝の千葉からです。

迷う、ということは、一種の欲望からきているように思う。
ああもなりたい、こうもなりたい、こういうふうに出世したい、という欲望から迷いがでてくる。
それを捨て去れば問題はなくなる。
松下幸之助

石田三成は戦に負けた戦国武将たちに「帳簿のつけ方」を教えたのです。

秀吉の天下統一により、経済が一変します。

当時、経済感覚がもっとも鋭いと言われていたのが近江商人です。

石田三成は、その近江の出身ですから、経済のしくみが、肌でわかって
いました。

秀吉は、その三成を派遣して、経済のしくみを戦国武将たちに教育して
いったのです。 >>>続きはこちらから

人生に悩んだら「日本史」に聞こう55.

From : 田渕裕哉(2025/08/29 06:39:47)

2025年8月29日(金)
おはようございます。今朝もさわやかな朝の千葉からです。

一人ひとりに天の使命があり、その天命を楽しんで生きることが、処世上の第一要件である。
渋沢栄一

豊臣秀吉の特徴を一言で表すなら「人たらし」になるのではないでしょうか。

「人たらし」とは「人蕩し」と書きます。

「人の心をとろかす」という意味です。

そしてこの秀吉の最大の魅力は、自分が倒した相手にこそ注がれています。

秀吉の天下統一の過程で、もっとも不利益を被ったのは、四国を制覇した
長宗我部氏と、九州全土をほぼ統一しかけていた島津氏です。 >>>続きはこちらから

人生に悩んだら「日本史」に聞こう54.

From : 田渕裕哉(2025/08/28 06:36:02)

2025年8月28日(木)
おはようございます。今朝もさわやかな朝の千葉からです。

一羽のツバメが来ても夏にはならないし、一日で夏になることもない。
このように、一日もしくは短い時間で人は幸福にも幸運にもなりはしない。
アリストテレス

坂本竜馬が鹿児島の西郷隆盛の自宅に泊まりにきたときのこと。

西郷夫婦のこんなやりとりを断ち聞きしました。

「屋根が腐っていて、雨漏りして困ります。これではお客様が
いらしたときに面目ないので、早く修繕してください」

そう頼む妻のイトさんに対して、西郷は、
「いまは日本中が雨漏りしている。だから我が家の改善などしておれん」

普通、えらくなれば自分の家は豪華にしたがるものを、西郷は違いました。

どこまでも無私の人物だったわけです。 >>>続きはこちらから

人生に悩んだら「日本史」に聞こう53.

From : 田渕裕哉(2025/08/27 07:12:36)

2025年8月27日(水)
おはようございます。今朝もさわやかな朝の千葉からです。

信念、それは人生を動かす羅針盤のごとき尊いものである。
従って信念なき人生は、ちょうど長途の航海の出来ないボロ船のようなものである。
中村天風

龍馬は、誰もが恥をかかないようにと、大政奉還というウルトラCを編み出します。

なんと、朝廷中心の中央集権国家を実現しながら、敵となるはずの徳川幕府の
面目を保つという離れ業をやってのけたのです。恐るべし、龍馬です。

通常、革命が起きるときは、武力衝突が起き、前の支配者は首を切られます。

でも、日本では徳川幕府の首が切られることはありませんでした。

龍馬は、徳川幕府自らが政権を朝廷に返上することで、討幕の大義名分を奪い、
武力衝突を回避できると考えたのです。 >>>続きはこちらから

人生に悩んだら「日本史」に聞こう52.

From : 田渕裕哉(2025/08/26 06:43:19)

2025年8月26日(火)
おはようございます。今朝もさわやかな朝の千葉からです。

人生という試合で最も重要なのは、休憩時間の得点である。
ナポレオン・ボナパルト

この時期(1865年頃)、長州藩は幕府による第二次長州征伐に備えて、
武器と軍艦が欲しくてたまりませんでした。

しかし、幕府がヨーロッパ諸国に対して、長州藩への武器の取引を全面的
に禁止したため、長州藩は武器を調達できずにいたのです。

一方、薩摩藩は、お米が不作で、兵糧米の調達に苦労していました

この両藩の状態を見て、龍馬は思いついたのです。

外国から武器を薩摩名義で買い入れ、密かに長州に売り、その見返りに、
兵糧米を長州から薩摩に届けるということを。

つまり、双方の利益になる取引をプロデュースすることで、両藩の仲を
とりもとうと考えたのです。 >>>続きはこちらから

人生に悩んだら「日本史」に聞こう51.

From : 田渕裕哉(2025/08/25 06:30:23)

2025年8月25日(月)
おはようございます。今朝もさわやかな朝の千葉からです。
今日は福島でセミナーです。

人生に失敗がないと、人生を失敗する。
斎藤茂太

言葉にすると簡単なのですが、薩摩藩と長州藩は、政治の主導権を争う
ライバル同士。

元治元年(1864)の蛤御門の変では敵味方に分かれ、お互いに
殺し合った仲ですから、親戚のひとりやふたり相手側に殺されてい
わけです。

普通に考えたら、そんな相手と仲良くできるわけがないのです。

いまでいうならば、戦争をしあったイラクとアメリカの手を結ばせ
仲良しにしてしまった。

しかもその仲介に立った人物が、フリーターであった。 >>>続きはこちらから

人生に悩んだら「日本史」に聞こう50.

From : 田渕裕哉(2025/08/24 07:18:45)

2025年8月24日(日)
おはようございます。今朝もいい天気の千葉からです。

人生は芝居のごとし、上手な役者が乞食になることもあれば、大根役者が殿様になることもある。
とかく、あまり人生を重く見ず、捨て身になって何事も一心になすべし。
福沢諭吉

坂本龍馬のモテっぷりはすごいです。

江戸にも京都にも長崎にも、龍馬を慕う女性がいました。

江戸には、龍馬の剣術の師匠である千葉定吉の娘・さな子。

京都には、後に妻となるお龍。

さらに初恋の人で幼馴染の平井加尾、長崎には、お元をはじめとした芸妓たち。

揃いも揃って美しい女性たちが、龍馬に首ったけです。 >>>続きはこちらから

人生に悩んだら「日本史」に聞こう49.

From : 田渕裕哉(2025/08/23 07:42:47)

2025年8月23日(土)
おはようございます。今朝もさわやかな朝の千葉からです。

私たち一人ひとりが航海しているこの人生の広漠とした大洋の中で、理性は羅針盤、情熱は疾風。
アレキサンダー・ポープ

ヨーロッパでは、火薬を使った「発破」で鉱物資源の採掘やトンネルの
掘削を行なっていました。

しかし、日本はそうはしなかった。

火薬による発破を日本に伝えたパンペリーは、火薬の使い方を知りながら
日本人が石の採掘に応用しなかったことを、不思議がったといいます。

なぜ使わなかったか?

日本人にとっては、自然こそが神さまだったからだと思うのです。 >>>続きはこちらから

人生に悩んだら「日本史」に聞こう48.

From : 田渕裕哉(2025/08/22 07:53:29)

2025年8月22日(金)
おはようございます。今朝もさわやかな朝の千葉からです。

私たちの生きているこの世で起きることにはすべて原因がある、
これが「因」です。起こった結果が「果」です。
因果応報というように、必ず結果は来るのです。
瀬戸内寂聴

一般に江戸時代といえば、鎖国のイメージが強く、西洋の技術水準からは
大きく後れをとっていたと思われていますが、手工業のレベルにおいては、
世界最高水準の技術を維持し続けました。

その日本の匠の技術に釘付けとなったひとりに、かの有名なドイツの考古
学者シュリーマンがいます。

ギリシャ神話上のトロイアの遺跡の発掘に成功したシュリーマンですが、
そのトロイア発掘の6年前の1865年に、明治維新を目前に控え
日本を訪れています。

ギリシャ神話の解明を悲願とするシュリーマンは、相通ずるものが日本の
神話や文明にもあると興味をを持ったのでしょう。

「私はかねてからこの国(日本)を訪れたいという思いに身を焦がしていた」
と述べています。 >>>続きはこちらから