超葉隠論49.

From : 田渕裕哉(2025/03/27 04:40:18)

2025年3月27日(木)
おはようございます。今朝もいい天気の千葉からです。今日は福岡です。

指導者の心得26.
指導者はあらゆる面で私心なく公平さを期さなくてはならない。

恋死なん、後の煙にそれと知れ、ついにもらさぬ中の思いを

この絶唱ほど忍ぶ恋の苦悩を表すものもまた、ない。

これが真の「不滅性への渇望」と言えるものではないか。

スペインの哲学者ミゲール・ウナムーノの人間実存の中心課題
ともなっている思想だ。

自己の存在の不滅を願う祈りが、この常朝の歌の心を支えている。

自己の恋が、永遠の恋そのものと成り果てている。 >>>続きはこちらから

超葉隠論48.

From : 田渕裕哉(2025/03/26 07:48:34)

2025年3月26日(水)
おはようございます。今朝もいい天気の千葉からです。

指導者の心得25.
指導者は是は是とし非を非とする見識を持たねばならない。

私は「永久恋愛論」の思想の中に、葉隠のもつ最も美しいものを見ている。

武士道の中に、真の人類ロマンティシズムをもたらす考え方こそが
忍ぶ恋の思想を創り上げているのだろう。

恋は忍んで忍んで忍び抜いて、その果てに死ぬのだと葉隠は言う。

私が葉隠に惚れた理由は、ここに存する。私は本物と出会ったのだ

忍ぶ恋によって、現世を突き抜け、過去と未来の魂と繋がることが出来る。

未来の魂を、この世に現成させることも出来るのだ。 >>>続きはこちらから

超葉隠論47.

From : 田渕裕哉(2025/03/25 07:55:56)

2025年3月25日(火)
おはようございます。今朝もいい天気の千葉からです。

指導者の心得24.
指導者は各人の力の範囲で仕事を考えるべきである。

「永久恋愛」は、我々人類の滅亡した後、その祭壇に捧げられるであろう
追悼の涙なのだ。

我々の存在の最も美しかった思い出として、宇宙の暗黒流体の中に
しっかりと刻まれるに違いない。

ドイツの詩人ノヴァーリスが「恋愛は、死において最も甘美なものとなる」
と歌ったのはこの意味である。

死とは、宇宙の実存なのだ。

だから死ぬほどの純愛の力ほど、宇宙の本体と重なるものはない。 >>>続きはこちらから

超葉隠論46.

From : 田渕裕哉(2025/03/24 07:59:30)

2025年3月24日(月)
おはようございます。今朝もいい天気の千葉からです。

指導者の心得23.
指導者は地位が高くなればなるほど謙虚でありたい。

忍ぶ恋が、美しい魂を磨き上げる。

絶対に叶えられぬ恋ほど、その力は強い。

絶対に口に出さぬ恋ほど、魂を浄化するのだ。

恋愛とは、我々ホモ・サピエンスの中枢の実存を画するエネルギーである。

それを魂の崇高に向かって開放しなければならない。恋の力が人類を立てたのだ。

恋愛のもつ根源力は測り知れないのだ。

その恋愛のもつ力は、魂の奥底に秘められるほど増大していく。 >>>続きはこちらから

超葉隠論45.

From : 田渕裕哉(2025/03/23 08:10:09)

2025年3月23日(日)
おはようございます。今朝もいい天気の千葉からです。

指導者の心得22.
指導者は失敗の原因はすべてわれにありと考えるべきである。

「死をあらかじめ考えることは、自由を求めることである」

この自由が、忍ぶ恋という魂の苦悩から生まれて来るのだ。

洋の東西を問わず、やはり武士道や騎士道に生きようとする者は、日々の訓練に
よって死を日常と化している。

非日常を日常と化すれば、自由と人生の豊かさは測り知れなくなる

その豊かな力だけが、永久恋愛の忍ぶ恋の中を生き抜く活力を、我々に与えて
くれるのである。

恋愛の力が、人間の生命と魂を立てる。 >>>続きはこちらから

超葉隠論44.

From : 田渕裕哉(2025/03/22 06:47:17)

2025年3月22日(土)
おはようございます。今朝もいい天気の千葉からです。

指導者の心得21.
指導者は時に何かの権威を活用することも大事である。

日々の死が、その忍ぶ恋を生涯に亘って貫く最も大切な戒律となる

日々、憧れの中に死ぬことが大切なのだ。

真に生きるために死ぬのである。

この死こそが、永久恋愛に向かう地上的な我々の日々の思想とならねばならぬ。

日々の死が、自己の本当の魂と真の生命を自分に教えてくれることとなろう。

地上的に報いられることのないエネルギーほど、宇宙との交流エネルギーは
大きくなると言えよう。 >>>続きはこちらから

超葉隠論43.

From : 田渕裕哉(2025/03/21 07:26:32)

2025年3月21日(金)
おはようございます。今朝はいい天気の千葉からです。

指導者の心得20.
指導者は一度決心してもそれをみずからたえず強めなくてはならない。

「毎朝毎夕、改めては死に当たらめては死ぬ」

この日々の死は、その苦悩と悲痛を耐え抜くための心がけと言ってもいい。

真に生きるために、弱い自己を日々殺さなければならない。

我々が、自己の魂の中に真の恋愛の心を維持することは並大抵ではない。

我々は死に続けなければ、幸福の誘惑にからめ取られてしまう危険が大きいのだ。

詩人アラゴンは愛と幸福の本質について歌っていた。 >>>続きはこちらから

超葉隠論42.

From : 田渕裕哉(2025/03/20 07:21:00)

2025年3月20日(木・祝)
おはようございます。今朝はいい天気の博多からです。

指導者の心得19.
指導者は温厚で、善良で、恭順で、倹素で、謙虚でなければならない。

利害打算の愛を克服しなければならない。

それが葉隠の言う忍ぶ恋の本質だと私は思っている。

結ばれる恋愛は、結局は利害打算に陥ることが多いのだ。

決して結ばれることのない恋こそ、自己のもつ最も純粋な
魂を存続せしめるのだろう。

恋愛に人が感動するのは、その悲恋のゆえではない。

利害打算に陥ることのなかった、その純愛の魂に感動しているのだ>>>続きはこちらから

超葉隠論41.

From : 田渕裕哉(2025/03/19 07:09:56)

2025年3月19日(水)
おはようございます。今朝は博多からです。今日は鹿児島に行きます。

指導者の心得18.
指導者は「主役はプレーヤー」であり、指導者は「脇役でサポーター」
という立場を持たなければならない。

苦しく悲痛なるもののほかに、真の恋愛はない。

それ以外の恋愛らしきものはすべて、本人の利害打算に過ぎない。

それもまた人生の必要悪だとは思うが、その自覚と認識がことの
ほかに大切なものとなる。

しかし、この自覚は現代において、ほとんど無いように私は感じている。

利害打算は、地上の最も汚れ果てた汚物である。

これが葉隠が蔑む最大のものの一つと言っていいだろう。 >>>続きはこちらから

超葉隠論40.

From : 田渕裕哉(2025/03/18 06:58:02)

2025年3月18日(火)
おはようございます。今朝もいい天気の千葉からです。

指導者の心得17.
指導者は公の立場に立ってきびしい要求を持たねばならない。

「一生忍んで、思い死にする事こそ恋の本意なれ」

これが忍ぶ恋をもち続けるためには大切な思想となる。

日々において自分の死に向かう人生の自覚がなければ、
憧れと恋愛は決して忍ぶ恋には成り得ないのだ。

死の観念が、地上の愛を忍ぶ恋の崇高に結び付けていく。

この世の生が、この世の生でしかないと考えている者に
忍ぶ恋はない。

この世とは、過去が投影された世界であり、また永劫の
未来へ向かう出帆の場所だという認識が、忍ぶ恋の思想
を支えている。 >>>続きはこちらから