ビジネス名著から学ぶ教訓7.

From : 田渕裕哉(2013/02/24 05:43:46)

おはようございます。今朝もまだまだ寒い千葉からです。

日中は暖かいですが、朝晩は、まだまだ寒いです。
今日は、教会で千葉ステーク大会が開催されます。
年に2回の大会で7つの教会の会員たちが一堂に会します。

『プロフェッショナルの条件』の中で、ドラッカーは
「先進社会では労働人口の重心が肉体労働者から知識労働者に移動する」
と指摘しています。

知的労働者は70歳を超えても働けます。

一方で、知識労働者の雇用主である組織(企業)の寿命は
どんどん短くなっていきます。

国際競争の激化、技術革新のスピードのゆえに
「企業が繁栄できる期間は確実に短くなる」からです。

そして「知的労働者への移動」と「企業の短命化」という
2つの現象が重なるとき「知的労働者が雇用主である企業より長生きする」
という状況が生まれます。

これから社会に出る若者にとっては
「20代で1つの会社に入り、60歳の定年まで同じ会社で過ごす」
という生き方はできなくなります。

こうした新しい社会をドラッカーは「ポスト資本主義社会」と呼んでいます。

土地や資本や労働力をさしおいて、知識が最大の生産要素となる社会のことです。

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ビジネス名著から学ぶ教訓6.

From : 田渕裕哉(2013/02/23 06:58:41)

おはようございます。今朝は花粉の舞う千葉からです。

来週2月25日(月)18:30~20:30福岡(天神)にて、
「アンチエイジング・ビジネスセミナー」を開催します。
場所は都久志会館です。参加無料ですので、ぜひ、ご参加ください。

1991年に刊行された『失敗の本質』は経営書ではなく
「大東亜戦争における諸作戦の失敗を、組織としての日本軍の失敗と捉え直し、
これを現代の組織一般にとっての教訓あるいは反面教師として活用することを
ねらいとした」組織論の本です。

「日本はなぜ戦争に突入したのか」という政治的な分析は、
さまざまな角度からなされてきましたが、敗戦の直接的な原因となった
作戦の意思決定やプロセスに関わる問題を組織論として論じた本は珍しく
ベストセラーになりました。

読み進んでいくうちに、当時の日本軍が抱えていた欠陥や弱点が、
今の日本企業が抱える問題と、あまりによく似ていることに驚かされます。

それは、我々日本人や日本の社会が抱えている根本的な問題かもしれません。

例えば、ミッドウェー作戦、レイテ作戦など6つの作戦を分析した章には、
こんな指摘があります。
 

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ビジネス名著から学ぶ教訓5.

From : 田渕裕哉(2013/02/22 07:49:06)

おはようございます。今朝はいい天気の千葉からお届けします。

今朝の新聞を見て驚きました。
アメリカのアリゾナで28年ぶりに雪が降ったそうです。
この週末は、全国的に寒いそうですので、体調には気を付けましょう。

『フラット化する世界』の著者、トーマス・フリードマンは経済学者ではなく、
ジャーナリストですが、経済に非常に影響力のある理論を提唱し、
世界で大きな話題を集めています。

「マクドナルドがある国同士は戦争をしない」
という理論などユニークな理論が多いです。

これは、マクドナルドがチェーン展開するくらい豊かになった国の国民は、
もはや戦争をしたがらない」という趣旨です。

グローバル化が進んでいけば、やがてローカルな紛争は減っていくという主張です。

世界は平らであり、ものすごい速さで世界のフラット化が進んでいるのです。

フリードマンは「世界のフラット化は後世に人類史上、
最も重要な転換期とみなされるものと私は確信している」と述べ、
現代がいかに大きな転換期であるかを指摘しています。

現代のビジネス環境の激変に対応する企業だけが生き残るのです。

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ビジネス名著から学ぶ教訓4.

From : 田渕裕哉(2013/02/21 07:12:39)

おはようございます。今朝はいい天気の千葉からです。

朝散歩していると、なんとなく鼻がむずむずします。
花粉の季節が始まるのですね。大変ですが、これも春の足音ですね。
今日は、朝から一日、東京でミーティングです。頑張ります!

世界最大のコングロマリット(複合企業)、米セネラル・エレクトリック
(GE)で1981年から2001年まで、実に20年間、
会長兼CEOとしてトップに君臨したのがジャック・ウェルチです。

ウェルチには2つの異名があります。

1つは「20世紀最高の経営者」。

「世界シェア1位、2位以外の事業は売却する」という強烈な「選択と集中」で
GEを蘇らせた彼の手腕に心酔する経営者は日本にも多く、
現役時代に日本で講演すると、名だたる企業の社長が大挙するほどでした。

もう1つは「ニューロン(中性子爆弾)・ジャック」。

社員を20%のトップと70%のミドル、10%のボトムに選別し、
ボトムは解雇するという、とてつもない厳しい人事制度からついたあだ名です。

そのウェルチがCEOを退任した後
「現場の第一線で働く人々」のために書いたのが「ウィニング」です。
 

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ビジネス名著から学ぶ教訓3.

From : 田渕裕哉(2013/02/20 06:18:01)

おはようございます。昨日は、札幌から無事に帰れました。

今日は1日、企業研修です。同じ会社で5回に分けてやっています。
今日が5回目です。非常に優秀な社員で、大変盛り上がります。
今日も良い研修ができるように頑張ります。楽しみです!

どの組織にも存在する意義・目的であるミッション(使命)が存在し、
その目標を明確に示した「ミッション・ステートメント」が必要です。

企業にとって「お金を稼ぐ」ことは目的の一つではありますが、
それが一番の目的であることは滅多にありません。

ミッション・ステートメントは、すべての従業員に共感・共鳴をもたらすような
パワフルな目標であり、企業として現在の取り組みや行動が適切であるかを
判断する基盤となるものでなくてはなりません。

スターバックスのミッション・ステートメントは
「人々の心を豊かで活力のあるものにするために―ひとりのお客様、
一杯のコーヒー、そしてひとつのコミュニティーから」というものです。

8年前にCEOを退いていたハワード・シュルツが、
2007年に窮地に陥ったスターバックスを再生するために、
2008年にCEOに復帰しました。

再生は、ここから始まりました。

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ビジネス名著から学ぶ教訓2.

From : 田渕裕哉(2013/02/19 07:52:19)

おはようございます。今朝は札幌のホテルからお届けします。

雪がスゴイです。寒いです。北海道の方々を尊敬します。
こんな寒い中で、頑張って生きている北海道の方々はスゴイです。
今日の夜の便で千葉に戻る予定ですが、帰れるかどうか不安です。

ドラッカーは、企業の目的は「顧客の創造」であると定義し、
そのための基本的な機能は2つだけであると論じています。

「マーケティング」と「イノベーション」です。

ここで言うマーケティングとは、狭い意味の広告宣伝ではなく、顧客を理解し、
営業しなくても自然と売れていくような状態を創り出すことを意味しています。

イノベーションはドラッカー経営学の中核のテーマの一つです。

社会のニーズ、社会の問題を事業機会として捉えて、
顧客の新しい満足を生み出すことを指します。

次にドラッカーは事業の定義へと筆を進めます。

「我々の事業は何か」を問い続けることの重要性を説き、
この欠如が企業衰退の最大の原因であると言います。

事業の定義なしに投資を行ってもばらまきに終わり、
また一度定義しても予想以上に早く陳腐化する、と注意を喚起しています。

事業を定義するには、まず顧客からスタートすべきとドラッカーは説きます。
 

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ビジネス名著から学ぶ教訓1.

From : 田渕裕哉(2013/02/18 04:57:06)

おはようございます。1週間の始まりですね。

今日は札幌に行きます。13:30~15:30、19:00~21:00
の2回、札幌駅北口の東横イン(ホテル)の会議室にて、
「アンチエイジング・ビジネスセミナー」を開催します。
ぜひ、お時間の合う方は、お誘い合わせのうえ、ご参加ください。
お会いできれば嬉しいです。お待ちしています。

ビジネスには無数の失敗と一握りの成功があり、
そこに何らかの法則を見つけ出そうとするのが経営学です。

クレイトン・クリステンセン著の『イノベーションのジレンマ』は
「成功と失敗の新たな法則を見い出した本」として、
欧米や日本の経営者の間で高い評価を集めました。

「見事な成功をおさめてきた企業の有能な経営陣が、ひたすら利益と成長を求めるうちに、
最高の経営手法を使って、企業を失敗に導く場合がある」

これが、クリステンセン教授が見つけた「新たな法則」です。

最高の経営者が最善の努力をして、なぜ失敗するのか。

それは技術や市場に破壊的な変化が起きるからです。

一言で言えば「顧客が現在必要としていないイノベーション(破壊的イノベーション)」です。

優秀な企業経営者は顧客の声に耳を傾けますから、
顧客が望む製品やサービスを提供しようと努力します。

しかし、破壊的イノベーションは、やがて新たな市場を生み出し、
古い市場を駆逐してしまうのです。

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頭が良くなる7つのステップ7.

From : 田渕裕哉(2013/02/17 06:35:39)

おはようございます。今朝は、まだまだ寒い千葉からです。

昨日の千葉は風がすごく強かったです。今朝は、おだやかですが。
今日は、一日、家族で教会に行きます。楽しいですよ。
1週間の反省と新たな1週間の計画を立てる日にしています。

頭が良くなる最後のステップは「抽象的に表現する」です。

そもそも抽象的という言葉に負のイメージを持っている人が
いるかもしれませんが、それは誤解です。

「話が抽象的で分りにくいな」という場合は、確かにネガティブな意味で
使われているわけですが「抽象的」というのは、余分なものを取り除いて
本質のみを取り出したという意味で使われるのです。

抽象的というのは英語でabstructと言いますが、
この語には「深遠な」という意味や、名詞で「要旨」という意味があるのです。

つまり、深い意味であり、また大事な部分を表しているわけです。

まさに本質ではありませんか?

ですので「抽象的」は、決して負のイメージを持つ語ではありません。

「抽象的」の反対語である「具体的」は、内容は分りやすいかもしれませんが、
その分、本質がぼやけてしまうのです。

具体例をいっぱい並べられても、結局何がポイントなのかが
分からないということがありますね。

そんなとき、ズバリ一言で抽象的に表現してもらえると助かるものです。

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頭が良くなる7つのステップ6.

From : 田渕裕哉(2013/02/16 07:27:58)

おはようございます。今朝はいい天気の千葉からです。

妻と散歩していると梅の花が、まさに今、咲きそうです。
まだまだ寒いですが、確実に春の足音が聴こえてきますね。
今日は、一日、教会で過ごします。楽しみです!

論理的に話せない人というのは何が問題なのでしょうか?

それは一言でいうならば、頭の中が整理できていない点です。

とりわけ情報が増えてくると、それをどうまとめていいのか分からず、
とりとめもなく情報を羅列してしまう人がいます。

そんな人は『で、結局何が言いたいの?』などと言われてしまうのです。

そこで頭が良くなる第6のステップは
「論理的に話す、つまりそのために論理的に物事をまとめる方法を知ること」です。

これまで散々膨らませてきたものを、ようやくまとめにかかる段階です。

言葉の意味の再構成の始まりといってもいいでしょう。

哲学では一番大事なプロセスです。

具体的にはグループに分けて、ラベルを付けて整理するというプロセスが求められます。

それでは「幸福とは何か」を作業してみましょう。

幸福の場合、類似語は、心の充足、満足、安心、豊かさ、平穏、平和です。

そして関連語は、生活、時間、愛情、希望、経済、お金、
偶然(英語のhappinessでいうHapは偶然を意味する)です。

「反対語」は、不幸、貧困、不便などが挙げられます。

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頭が良くなる7つのステップ5.

From : 田渕裕哉(2013/02/15 07:14:42)

おはようございます。今朝は東京のホテルからお届けしています。

昨夜は、さすがに疲れましたが、一晩寝て、すっきり元気になりました。
今日も、一日、東京で企業研修があります。
金曜日ですので、良い週末に向けて、最高の一日にしたいですね。

頭をほぐした後に、頭を良くする第5のステップは、対象となっている言葉を
他のいろいろな言葉に関連させて、意味を膨らませていくことです。

言葉の意味を豊かにしていく作業だとイメージしてください。

最初に類似語を探してみてください。

例えば類似語を知るために辞書を引いて調べることは最高の方法です。

「哲学」という語を辞書で引いてみると、哲学の本来の意味である
「世界・人生などの根本原理を追求する学問」という説明のほかに
「各人の経験に基づく人生観や世界観」といったものや
「物事を統一的に把握する理念」といった説明が記されています。

つまり、物事の本質を探究するという意味のほかに、人生観や世界観、
物事を統一的に把握する理念というものも類似語として挙げられるわけです。

さらに、語源に着目するという方法もあります。

語源が同じなら、類似語といっていい場合が多いからです。

これも辞書等を調べればいいわけですが、例えばHotel(ホテル)と
Hospital(病院)が同じラテン語のHospes(もてなす人)に由来する
ということを知っていると、意外につながりが発見できると思いませんか?

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